Wednesday, May 28, 2008

ミニチュア サイカワ先生の麦わら帽子




今日はミニチュアの麦わら帽子を紹介します。子犬のチャーミーの仲間、サイカワ先生の麦わら帽子です。サイカワ先生は日本にいます。平成の文豪です。面白いお話を書いています。先日サイカワ先生の長編小説が完結したお祝いに、この麦わら帽子を作って送りました。

5円玉との比較をしてない画像なのですが、かなり小さい麦わら帽子です。これはクラフトショップに売っていたものの中で一番小さいものです。1/12サイズだと思います。ジェニーやバービーには小さすぎます。子犬のお兄ちゃん達にちょうどいいサイズです。

サイカワ先生はおっさんぽいので、麦わら帽子も紳士物の親父くささの漂うデザインにしてみました。黒いリボンと白いバックル、それと顎の下でキュッととめる紐とウッドビーズの留め金です。チャーミーにかぶせると大きすぎますが、きょうしろう君にはぴったりです。

他にもたくさん麦わら帽子を作っているので、ちょっとずつ紹介していけたらと思います。

Friday, May 23, 2008

5月のトップページ 小物色々

今日の画像は5月のトップページの小物色々です。



まずはこれです。メインの汽車。組み立て式パズルの汽車を組み立ててアクリル絵の具でペイントしました。鯉のぼり模様にしたのですが、本当はもっと他のアイディアもありました。それらが採用出来なかったのは、一つはアクリル絵の具が乾燥して使えない色があったこと、もう一つははっきりした色合いにしないとパッと目に入ってこないからです。鯉のぼり号は濃いめの水色のボディーに銀の鱗模様です。メリハリのある色彩にするため、オレンジやラメを多様してみました。普通の色の上からシルバーを上塗りしたりしています。



こちらは汽車についているミニチュア鯉のぼりです。竹串を支柱として、吹き流しと鯉のぼりを手描き友禅千代紙で作りました。お父さんお母さん息子です。目と眉毛に特徴をつけ、千代紙もそれらしいものを選びました。鰭もついていますが、よく見ないと分らないですね。元気よく泳いでいるように見せるため、鯉のぼりはアートフラワーの細い針金で竹串につけました。糸や紐だとこうはいかないですね。



毎月必ず作るようにしているのがネズミママの帽子です。今月は5月ということで菖蒲色の帽子です。フェルトなんですが、それにレースのリボンとパールをつけました。本当はチューリップ帽子にしようと思ったのですが、頭の形と耳のために断念しました。ネズミパパにも何か毎月作ってあげたいのですが、父親を象徴する小物って何があるんですかね?ネクタイ?行楽地にネクタイをつけていくはずはないし。



おまけのサスケ君アップ。鯉のぼり号から顔をだしてこちらに手を振っています。楽しそうです。

Monday, May 19, 2008

5月のトップページ 全体像


今日はやっと5月のトップページの画像です。5月→ゴールデンウィークときまして、ネズミファミリーに行楽に行ってもらいました。

SL「鯉のぼり号」を見に行った様子です。細かい画像はこれからちょっとずつ載せていきます。

Sunday, May 18, 2008

手鞠(小)の縮緬ストラップ

今日の画像は手鞠(小)の縮緬ストラップです。先日紹介した手鞠よりも小さいものです。ミニチュアが好きなので、いつもこうして小さいバージョンも作ってみています。



5円玉と同じくらいの大きさです。中身は発泡スチロールです。小さいのであまり深く切れ込みをいれて縮緬を押し込んでいくとグシャッといってしまいそうです。



作り方は手鞠(大)と同じです。先に紐を通しておきます。ズルズルと紐を動かしていると、押し込んだ縮緬が上の方からはみ出てくるので注意です。



手鞠の下は紐をあげまき結びにしてあります。本当はこの下に房を付けようと思っていたのですが、紐が短くなってしまい、房がつけられませんでした。あげまき結びは初めてなのですが、なかなか可愛いですね。



手鞠(大)と大きさを比べてみたところです。どちらもプクプクしてて可愛いです。縮緬の色を変えて色んな種類の手鞠を作ってみるのもいいですね。

Tuesday, May 13, 2008

手鞠(大)の縮緬ストラップ

良い天気です。こんにちは。とても綺麗な五月晴れです。

今日の画像は縮緬で作った手鞠ストラップです。これから作る下げ飾りに手鞠をいくつかぶら下げる予定なので、試しに1個作ってみました。



球状の発泡スチロールを中に使い、周りに縮緬を貼付けました。球の発泡スチロールは球体関節人形の関節を作る時に使用するものを流用しました。丁度いい大きさのがありましたので。それを8つに分割の切り込みを入れ、8枚の縮緬を貼付けます。



縮緬を貼る前にストラップになる刺繍糸を通しました。木工用ボンドで布を貼るため、乾燥したら硬くなって紐が通せなくなるからです。それから適度な大きさに切りそろえた縮緬を貼り、端はスチロールに押し込むようにして始末します。布端が大きすぎると押し込んでも押し込んでも布端が綺麗に押し込めなくて大変なので2ミリくらいの布端にするといいみたいです。



手鞠の下に出た紐には房をつけました。とても可愛い手鞠のストラップになりました。

Sunday, May 11, 2008

男の子の縮緬ストラップ

雨が降ったり曇ったり、気温が低いです。こんにちは。こうも天候がコロコロ変わると困りますね。

今日の画像は男の子の縮緬ストラップです。ちゃんちゃんこを着ています。



男の子はおでこに髪の毛を追加したのと、唇の刺繍をちょっと変えてみたのと、まげが女の子に比べて短いのが特徴です。たらこ唇っぽいのが可愛いです。





男の子ということで、紐の色を青と緑にしてみました。房も同じ色で作りました。



一番右のは私の妹のリクエストで作ったものです。妹は今年が前厄ですので、厄よけに七色の房にしてみました。

Friday, May 09, 2008

女の子の縮緬ストラップ

今日の画像は縮緬で作ったストラップです。女の子3つ。母と伯母達がお菓子を送ってくれたのでお礼に作りました。



当初は男の子で裸にちゃんちゃんこバージョンを作る予定でしたが、どうしてもよだれかけをつけたかったので作り直しました。ベビー服によだれかけです。後ろは小さなリボンをつけました。



一つは髪の毛を2つ結びにして唐子風に。残り2つはちょんまげです。同じ顔に刺繍しようとしたのですが、全く同じ表情になりませんでした。ほんのりと笑顔の女の子達です。





よだれかけを裏地付きにしようとしたのですが、小さすぎて無理でしたので、接着芯を裏に貼付けて裁ち切りにしました。ちょっと布端のほつれが気になりますが、こればっかりはどうしようもないみたいです。紐と房は赤の刺繍糸で作りました。赤ちゃん達は大きめの豆玉に乗っています。



普段作る豆玉と5円玉を大きさの比較で置いてみました。かなり小さいものが出来上がりました。

Thursday, May 08, 2008

縮緬の染色

今日は縮緬の染色についてです。手持ちの長浜縮緬を染めてお細工物に使おうという試みです。絹100%なので絹専用の染料を購入しました。濃縮してあるタイプで、薄めたりグラデーションを変える時には専用のシンナーを使います。



まずは染色テストということで、縮緬を小さく切ったものを染めてみることにしました。染料の本来の色を見るために色は出来るだけ薄めずに使うことに。



私は布全体を染めたいのでこのように使っていますが、この染料は布に絵を描いたりするのにもいいそうです。どれくらい浸しておけばいいのか分らなかったので、結構長いこと放置していました。それから布を取り出して水で軽く洗って余分な染料を流し乾燥させました。



ムラなく綺麗に染まりました。これから色を定着させるために布をスチームします。染料を定着させるにはスチームするか専用の薬品を使うかの2通りあります。薬品も買ったのですが、使用後の薬品をどのように処理していいか分らないので、使うのをやめスチームする方にしました。スチームした方が色の発色がいいとの情報もあります。スチームするためにちょっとした材料が必要なので、今はそれを集めているところです。集まり次第スチームしてみようと思います。

Tuesday, May 06, 2008

縮緬の漂白結果

今日は縮緬の漂白結果についてです。手持ちの長浜縮緬の漂白をしました。

5つの水溶液を作り、そこに小さく切ったサンプルの縮緬を浸して様子をみました。



これが1週間ほど5つの水溶液に浸してみた所です。やはりオキシドール100%が一番綺麗に漂白出来ていますね。



一番白く漂白されたオキシドール100%と一番効果がなかった酢100%の比較です。酢の方は白くなるどころか黄ばみが強くなったような気もします。



これは水溶液から出して水洗いし乾燥させた所です。やはりオキシドールで漂白したのが一番白いです。この白さはレーヨン100%の白い縮緬よりもアイボリーっぽい感じですが、蛍光の白じゃないのでアンティークっぽい暖かい色合いになって、結果に満足しています。ちなみにオキシドールと水を同じ比率で混ぜたものに色がついているのは、染料が入ってしまったためです。正確な実験結果が出ませんでしたが、漂白にはオキシドールだけでいってみようと思います。

Thursday, May 01, 2008

縮緬の漂白を試みる

今日は縮緬の漂白について書いてみます。まだ実験段階ではっきりと何が良いとは言えませんが、色々やってみています。

縮緬という布は糸をよじったもの一度固め、それを織り、それからまたお湯で煮て糸を固めていた糊を溶かし、独特のしぼを出したものです。このため、縮緬にアイロンをかける時にはスチームは使えません。しぼがなくなってしまうからです。また最近の縮緬はレーヨンですが、昔のは絹のものが多いです。絹は生ものなので漂白する時に市販の漂白剤(塩素系)は使えません。



これは縮緬のお細工物&人形の着物用に買った縮緬の反物です。長浜縮緬です。絹100%。真っ白ではなく、黄味の強い生成りです。もしかしたら古くて黄ばんでしまったのかもしれません。これを出来るだけ漂白して使いたいのです。下の画像は左がレーヨンの縮緬の白、右が手持ちの長浜縮緬の反物です。これだけ色が違います。



縮緬の漂白の仕方は分りません。独特の織り方ですし、絹ですからどのような薬品を必要とするのか、またどのような方法で漂白するのか、それは一切分りません。この際しぼはあまり考えずに絹ということを考慮し、絹の漂白方法をとってみることにしました。

絹の漂白は過酸化水素水を使います。オキシドールです。これに布を浸して漂白するのです。



上の画像は左がレーヨンの白、真ん中の小さいのがオキシドールに1日浸して漂白した長浜縮緬、右が漂白前の長浜縮緬です。非常に分り辛いのですが、うっすらと漂白されているようです。しかしこれではあまり差がありません。

インターネットで絹の漂白方法を探していると、こういうのを見つけました。「3%の過酸化水素水と水を足したものに布を入れて、沸騰させないように2、3時間煮る。これで駄目ならこの方法を何度か繰り返すと真っ白にはならないけどパールホワイトにはなるよ」。煮ればいいのか!ということでオキシドール(3%)と水を同じ比率で混ぜたものに縮緬を入れ2時間煮てみました。



上の画像はオキシドールに1日浸した長浜縮緬、真ん中が白レーヨン、下がオキシドール+水で2時間煮た長浜縮緬、右が元の長浜縮緬です。なんと色がますます黄色になってしまいました。これはもしかしたら使用した水のせいかもしれませんし(普通の水道水を使った)、使った鍋と反応したからかもしれません。いずれにせよ色は濃くなってしまいましたし、あまり煮るとしぼがなくなりそうなので煮るのをやめました。

ここまででなんとなく次の工程の見当がつきました。まず煮ないこと。煮るとしても水と鍋に気をつけること。そして一番効果があったのがオキシドールにただ浸しただけであったので、次は根気よく浸し続けてみようと思い、他にも使えそうなものがないかと探してみた結果、次のようになりました。



1)水に浸す(水道水を濾過したもの)
2)酢に浸す(酢は普通のホワイトヴィネガーです)
3)水と酢を1:1の割合で混ぜたものに浸す
4)オキシドール(3%)に浸す
5)オキシドールと水を1:1の割合で混ぜたものに浸す

酢を選んだのは布に一番優しそうだったからです。深い意味はありません。5つの水溶液に浸して2時間程したら、布からものすごい防虫剤の匂いがしてきました。これは最初にオキシドールに浸した時もそうでしたが、この縮緬は防虫剤がたくさんしみ込んでいる古いものだったのではないだろうかと。経年による黄ばみは漂白出来ないらしいのですが。この5つを5〜1週間程浸してみました。結果はまた書きます。