Wednesday, October 28, 2009

琴爪入れ 金魚・鯛




一雨ごとに寒くなっていきます。こんにちは。もうすぐ10月も終わり。そしてもうすぐハロウィンです。今年ハロウィンの仮装をされる方は大変ですね。

今日の画像は琴爪入れの金魚と鯛です。縮緬細工には魚モチーフが結構あります。特に金魚はアレンジがしやすいので、色んな形が見られます。

金魚はやはり赤の縮緬で作ってみたかったので、この濃い赤に白の絞り模様を使ってみました。黒を使って目元を変えれば出目金も作れます。尾ひれの形を複雑に派手にしても良さそうです。金魚のこの口が独特で、ちょびっとだけピンクの布をのぞかせるのですが、その加減が難しかったです。このピンクの布の中には細い紐が入っていて、それで丸いシルエットを出せるようになっています。小さい部分でしかも複雑です。紐先の丸を水色にしたのは、金魚の口から吐き出される水泡をイメージしました。

この鯛も唇がとても特徴的です。もう少し私の腕が良ければもっとリアルな唇になるのですが、この時点ではこれが精一杯。結構難しいです。威勢のいい尾と背びれが活きの良さを表しているようです。真っ赤の縮緬に金糸で刺繍した模様が目出度く映えます。袋の紐がピンクで可愛いのです。そして正面から見ると面白い顔ですね。

魚は唇がポイントですね。小さくややこしい場所なので、ここに注意して作るといいと思います。

Friday, October 09, 2009

編みぐるみ ソフトクリーム



一雨毎に寒くなっていきます。こんにちは。もう世間はハロウィン一色、所によりクリスマス一色です。ハロウィンは分かるけどクリスマスって。。。早すぎます。

今日の画像は5月に作ったものなのですが、編みぐるみのソフトクリームです。

たまにどうしても作りたくなるものがあります。今はバッグが作りたいのですが、この頃には編みぐるみのソフトクリームがやたらと作りたくてしょうがなかったです。実物大を編むための試作品として小さいのを作ってみました。ソフトクリーム部分を1色の毛糸にすると渦がよく見えないかと思って、チョコレートとバニラの2色にしてみました。頭の中ではだいたいどういう風に編めば綺麗な螺旋になるか分かっていたはずなのですが、実際にはそう上手くいきませんでした。それに思ったよりも長さが必要なようです。毛糸の太さも最後のツノ部分の出来に影響してくると思います。この太さの毛糸ならやはり実物大を編んだ方がいいですね。ミニサイズはレース糸でがんばった方がいいです。

ということで、また今度リベンジしたいです。

Sunday, October 04, 2009

琴爪入れ 座り鶴・亀



気付けばもう10月ですね。こんにちは。今年も残す所あと3ヶ月足らずですか、早すぎます。

今日の画像は琴爪入れの座り鶴と亀です。前回紹介した折り鶴と亀巾着と対になります。

鶴はとてもエレガントな姿で気に入っています。首に針金が入っていて、あの首の独特の曲がり具合が出せるようになっています。くちばしは黒い和紙を針金に巻き付けたもので、頭と目は縮緬を小さく切って貼付けてあります。羽や胴体の形が白鳥を思わせてしなやかで綺麗です。黒い尾羽は柄物の縮緬を使ってみました。

亀は前回の亀巾着で苦労したので作るのにあまり乗り気でなかったのですが、前回分からなかった内底の仕組みがやっと分かり、気分良く作れました。甲羅周囲のフリルは折りたたみの幅で1周クルリと取り巻くことが出来るかどうかがかかっているので、慎重になってしまいました。余るのはいいのですが足りないと悲しいですからね。甲羅部分の継ぎ接ぎは、布選びが楽しいです。緑を基調にしてみました。全体的に丸っこいゾウガメみたいな亀になりました。

Saturday, September 12, 2009

琴爪入れ 折り鶴・亀巾着





今日の画像は琴爪入れの折り鶴と亀巾着です。めでたい鶴と亀です。

折り鶴は直線的デザインですが、縮緬で作ると柔らかい印象になります。折り紙を両面色付きをイメージして、表は白地に赤の絞り、裏は薄いピンクにしてみました。形を整えるために内袋に綿を入れていますが、入れすぎると背中の部分が丸くなってしまうのでほどほどにですね。

亀巾着はとても苦労しました。内底を綺麗に縫い付ける方法がややこしくて試行錯誤しました。足と頭には針金を入れて形を整えます。シッポは厚紙に縮緬を貼付けたのですが、カーブがかかっているためどうすれば縮緬の布端が隠れるのか、これも小さいことながら難しかったです。巾着のひだの幅の間隔も難しかったです。布に直接穴をあけてリリヤンを通すのですが、この方法は耐久性の問題であまり好きではありません。金襴の飾りが前後についていますが、これは金襴を厚紙に貼付けているだけなので、すぐに布端がボロッとなってしまいます。ここまでかなり手こずりましたが、最後の最後で紐に房を作るのが、疲労のためかとてもめんどくさく感じました。

亀巾着のタイプはもう作りたくないと思っていたのですが、2日後に似たようなのをもう1個作りました。それは次回紹介します。

Thursday, September 03, 2009

琴爪入れ ほおづき・柘榴



日差しは強く夏らしいですが気温はぐっと控えめになり、外を歩くのも気持ちが良いです。こんにちは。こうしてどんどん冬になっていくんだなぁ。

今日の画像は琴爪入れのほおずきと柘榴です。前回の柿と松かさとで「秋シリーズ」になりました。

ほおずきの赤は赤に近い朱色、ということで前回の柿のために染色した「赤ふんどし色」の縮緬を使いました。ちょうどいい色です。外側は薄いオレンジの柄物の縮緬を使いました。中の実を厚紙に差し込んで縫い付けるのが難しかったです。それと紐先の飾りもほおずきです。とても可愛い小さいほおずきです。

柘榴は頂き物の縮緬を使いました。中の実の部分は柘榴の実に見えるように赤の鹿の子絞りを使い、皮の部分は黒地に渋い柄の縮緬を使いました。全体的にふっくらとしています。皮を一部剥いた状態なのですが、結構細かい作りになっています。頭の天辺のとげとげも実に写実的です。

Tuesday, September 01, 2009

琴爪入れ 柿・松かさ




9月になりました。こんにちは。暑さも一段落した感じがします。でもこれからもまだしばらくは真夏のような暑さが戻ってきたりするのでしょう。

今日の画像は9月で秋らしい作品の、柿と松かさの琴爪入れです。

柿は富有柿と呼ばれる四角い平べったい形のものです。これを作るために柿色に縮緬を染めました。が、染めた色が見事な赤ふんどし色になってしまい、それは使えないのでサフランで染めた濃いオレンジ色を使いました。柿の赤って微妙な色ですね。赤でもなくオレンジでもなく、鮮やかだけどちょっとくすんだ感じで。いつか柿色リベンジします。

松かさはパステルカラーで作ってみました。結構小さいパーツが多くて、作るのに3日くらいかかりました。色の組み合わせがとても難しかったです。底も可愛くなっていて、どこから見ても楽しめます。柿の縮緬は全て自分で染めたもので、松かさは一番上の濃い緑色だけ既製のもので、あとは自分で染色しました。濃い緑色は頂いたお着物をといた縮緬です。とても綺麗な色です。

Saturday, August 01, 2009

琴爪入れ 菊花・コスモス・椿


久しぶりの更新です。こんにちは。すっかり真夏です。毎日暑いです。今年の夏はよく出かけています。

今日の画像は琴爪入れの菊花・コスモス・椿です。最近は3〜4個作ってから纏めて写真を撮ったりしています。

縮緬の琴爪入れには同じ花やモチーフでも数種類のバリエーションがあり、菊もそのうちの一つです。先日は花びらの長いバージョンを作りました。今回のは古典的なデザインです。菊にはもう1種類あります。その残り1種類は今回の吊るし飾りに入れる予定はありませんが、いつか作ってみたいです。紐先にもちゃんと菊の蕾をつけました。

コスモスの花びらを作っていて、ちょっとだけ飽きてしまいました。同じようなパーツをたくさん作るのは根気が必要です。少し時間をかけてパーツを作り上げ完成したら、とても可愛いコスモスで感動しました。おしべがとても可愛いです。花びらの先のギザギザは骨が折れました。

椿も人気のあるモチーフなので数種類のバリエーションがあります。この種類は花芯がとてもリアルでお気に入りです。ガクも手のこんだ作りになっております。ちょっと難しかったです。紐先についているまだ固い蕾がとても写実的です。

今回の琴爪入れを作るのに使用した縮緬は椿のガクと蕾を除いて全て自分で染色したものです。自分で染色するようになってから好みの色に染めることが出来るようになり、非常に制作しやすくなりました。気に入った色の縮緬を気に入ったモチーフに使えるのはとても喜ばしいことです。あれが作りたいのに使いたい色の縮緬がない、、、と悶々と悩むのが結構辛いのです。

Wednesday, May 27, 2009

人形の着物制作 その2 長襦袢完成



今日の画像は人形の長襦袢完成写真です。ここまでは怒濤の早さで縫い上げました。理由はチャコペンです。

日本にいるお友達が面白いチャコペンを送ってくれたのです。和裁はヘラで印をつけるのですが私はヘラを持っておらず、その他にもかけはりも持っていませんでした。そのお友達がヘラとかけはりを送ってくれた時に一緒にチャコペンも送ってくれたのです。そのチャコペンというのが、「時間が経つと消える」というもの。早く消えるのと遅く消えるのがあって、そのうちの遅い方を下さいました。ペンタイプで印付けが楽々ですし、水で消さなくても消えるのはとても有り難いです。ヘラで付けた印がよく見えなくて、このチャコペンも一緒に使いました。

2日〜1週間で消える、とのことでしたが、なんと一晩で消えかかってしまい焦って襦袢を縫ったのです。いつもはまとめて裁断まとめて印付けをしておいてからゆっくり縫っていくのですが、ゆっくりしていると印が消えてしまうのです。着物の時は縫える範囲で下準備をすることにしようと決めました。焦りますがとても便利な道具です。手の遅い自分にはぴったりのアイテムだと思いました。

で、完成した長襦袢です。初めての和裁で(なんちゃってでしょうが)どうなることかと思いましたが、総手縫いでも大変じゃなくスムーズに作れました。ミシンを使う方がかえって手間取るんじゃないかと思いました。襦袢に半襟も縫い付けたのですが、半襟生地は撫子と桔梗の地模様の白い縮緬です。襦袢生地の赤い結び文模様が薄らと透けて見えて面白いことになりました。半襟はいつでも付け替えられるので、また色々やってみたいですね。

Friday, May 22, 2009

人形の着物制作 その1


連日暑いですが、明日は雨が降るかもしれないのでまた涼しくなりそうです。こんにちは。まだまだ不安定なお天気ですね。

今日の画像は人形の着物制作その1です。2体目ちゃんと3体目ちゃんに色違いで着物を作ることにしました。本格的に和裁で仕立てます。初めての和裁、どうなることやら。着物一式全てなので、袷の色無地、長襦袢、帯、等々全て手作りする予定です。画像はその着物と長襦袢を仕立てるために解いた着物と長襦袢と、完成した襦袢の袖です。

着物を解くのは実は初めてです。結構時間がかかるものです。布を傷つけないようにそっと糸を切り分解していくのですが、総手縫いの着物は隅々まで丁寧に縫われていてとても勉強になりました。3着分の着物を解いて洗い乾燥して保存。これらの布が人形の着物になるのが楽しみです。

長襦袢も和裁で総手縫いです。中振り袖の袷に合わせて長襦袢を縫います。布は長襦袢を解いたもの。白地に赤の結び文の模様でとても可愛いです。2体分の長襦袢と着物なのでちょっと時間がかかりますが、間に琴爪入れでも作りながらゆっくり完成させたいと思います。

Sunday, May 17, 2009

縮緬細工 白藤のつまみかんざし



今日の画像は縮緬のつまみかんざしの白藤です。人形サイズなので小さいです。

つまみかんざしは前々から作ってみたかったものの一つでした。どんなかんざしにしようか悩んでいて、ちょうどその時自分で染色した縮緬の薄紫が思いのほか綺麗に染まったので、それを使いたいなぁということで白藤にしてみました。普通の藤色よりも薄いので白藤です。

人形サイズということで、かなりパーツのひとつひとつが小さく、縮緬の布端のほつれがひどく大変でした。それと当たり前ですがかんざしということでパーツが多く、一体何個作り上げればいいんだろう?と作りながらそればかり考えていました。葉っぱ部分の縮緬も自分で染色したものを使いました。

同じパーツをたくさん作るのも大変ですが、それよりも人形サイズの櫛を探す方が大変でした。色んなお店に出かけましたが人間サイズのものしか見つからなかったので、最終的にアートフラワー用の細い針金で小さな櫛を作りました。これにリリヤンに対になるように付けた藤の花と葉っぱを縫い付けて完成。葉っぱが綺麗に重なって縫い付けられたのが嬉しかったです。

Sunday, May 10, 2009

1/6サイズの帽子 バービー用



今日の画像はバービー用のとんがり帽子です。この前ジェニー用に作ったものがバービーには大きすぎたので、バービーにぴったりサイズを編んでみました。

同じ1/6サイズの人形でも、各パーツの大きさがかなり異なるようです。今回編んだ帽子はサイズが違うだけでデザインは前回のと同じです。頭のてっぺんがとんがってて、耳あてがついていて、三つ編みの紐で結んで固定出来るタイプです。それだけだと寂しいので小さいボタンを2個つけてみました。これだけでかなり可愛さアップするんではないかと思っています。

Friday, May 08, 2009

琴爪入れ 野菜(なすび・豆・きゅうり・唐辛子)


今日の画像は琴爪入れの野菜シリーズです。なすびと豆は前に作ったもので、それにきゅうりと唐辛子が仲間入りです。

なすびで懲りたはずなんですが、豆でやる気を取り戻し、きゅうりと唐辛子を勢いで作りました。どちらも内袋の口が狭いのですが、豆を作る前に買った細くて短い針が大活躍しスムーズに作れました。キュウリの表面のポツポツは刺繍糸で作っているのですが、3色の刺繍糸を使っています。唐辛子は真っ赤な縮緬で作り、とても辛そうに見えるので満足です。

どちらの紐先にもウッドビーズがついていますが、これは前回使ったウッドビーズの穴が小さすぎて紐を2本通すのがとても大変だったので、穴の大きいものを新たに買ってきてつけました。色も3種類あるしとても使いやすくて重宝しています。

今回から完成した琴爪入れには綿を入れて写真を撮るようにしています。その方が仕上がりの形が断然綺麗に見えるからです。

Friday, May 01, 2009

琴爪入れ 豆


今日の画像は琴爪入れの豆です。

前回なすびを作ったときに、あまりに袋の口が小さくて作るのが大変だったために、「しばらくはこういう小さいのは作らない!」と言っていたのですが、何故かすぐに同じく小さい豆を作ってしまいました。型紙を切って置いておいたのが邪魔だったのか、早く終わらせたい一心でした。

この時、短くて細い針を購入していたので作業がとても易しくなりました。この豆も比較的スムーズに作れました。そして何よりもこの可愛さ!ポコポコと膨らんだ形や先っぽの毛がとても可愛いのです!「これはいける」と気をよくして続けて野菜の琴爪入れを作ったのでした。

Thursday, April 30, 2009

1/6サイズ とんがり帽子




今日の画像はお友達からリクエストのあった1/6サイズのとんがり帽子です。頭のてっぺんがとんがりです。

かぎ編みを広めてきて、ドーナツとかエコたわしとかの編み方を伝授してきたのですが、今回はジェニー等のお人形さん用の帽子を編んでみたいとリクエストがありました。どういう帽子なの?と聞くと、こういうの、と絵を描いてくれました。それが今回のとんがり帽子です。エコたわし等で円に編む方法が分かったので、それを利用して帽子を作りたいんだけど、耳の部分をどうしていいか分からない、とのことでした。確かにちょっと難しいですね。

耳部分は帽子部分が編み終わったら所定の位置に編み足していくと出来ます。最後に三つ編みを作って完成。とんがり部分は「わ」の目数を少なめにして強調します。

で、お友達が作ったのを見たのですが、なんとその方はジェニーではなくバービーにかぶせていました。バービーはジェニーよりも頭周りが小さいのでブカブカに。ということで、次はバービーサイズのとんがり帽子の編み方を教えることになったのでした。

Sunday, April 26, 2009

1/6サイズの和風楕円バッグ



今日の画像はリクエストで作った1/6サイズのお人形さん用の和風楕円バッグです。

籠部分は紅茶染めしたレース糸で編み、上は黒地に梅のコットンで作りました。紐部分はピンクのリリヤンです。籠の底が楕円なので楕円バッグです。他にも底が丸のバージョンもあります。簡単に作れるし、使用する素材もちょっとで済むので、色んなバッグを作って楽しむことが出来ます。小さいのですぐに作り終えますしね。着物を着たジェニーちゃんに持たせてみました。

Friday, April 24, 2009

琴爪入れ なすび


今日の画像は琴爪入れのなすびです。野菜の琴爪入れもあるんですね〜。

本に載っていた写真を見るとここまで小さいとは分かりません。が、実際に作ってみて驚きの小ささ!袋の口部分の口径が2cmありません。これは何を入れればいいのでしょう?

琴爪入れを作る時に、口べり布を縫い付ける作業をしますが、これには2通りありまして、内付けと外付けといいます。外付けの方が初心者には向いているそうなのですが、、、ここまで口が小さいと外付けの時に大変です!もうこんな小さい口の琴爪入れは作らないぞ!と作り終えた後に思ったのですが、これから3つ続けて小さいのを作りました。細くて短い針を買ったら作業が楽になったのです。

紐先にウッドビーズを通してあるのですが、このウッドビーズの穴の口径がやたらと小さくて針とリリヤンが通らず苦戦しました。それから穴の口径の大きめのウッドビーズを買いに走りました。ナス本体は自分で染色した縮緬を使い、ヘタの部分は市販の緑地に白の絞りの縮緬を使いました。

画像では袋の中に綿を入れてないのでペッタンコですが、綿を入れてまるっこくするとより可愛さが増します。その様子はそのうちまた紹介していきたいと思います。

琴爪入れ 木蓮



画像は琴爪入れの木蓮です。花のさかりはもう過ぎましたが、春には木蓮がたくさん咲いて綺麗ですね。

この木蓮は普通の木蓮で、花弁の外側が紫、内側が白です。とても上品な形で気に入っています。花弁の中にはワイヤーが入ってますのでかっちりと形が決まっています。花芯の中には綿が入っており、この更に下が内袋になっています。とても小さな内袋です。紐先は小さな蕾です。毎度のことながら、使用した紫と花芯の薄い緑の縮緬と紐は自分で染色したものです。紫の色が木蓮にぴったりで嬉しかったです。

Monday, April 20, 2009

琴爪入れ 菊



今日の画像は縮緬の琴爪入れの菊です。古典柄で好きなのがこの菊と椿、それに竹と金魚と兎です。好きなモチーフなので作るのが楽しかったです。

菊モチーフはいくつか種類があり、そのうちの2つを作る予定です。一つ目の今回の菊は花びらが長いタイプの菊です。色は紫と黄色の古典色の組み合わせです。何故紫と黄色なのでしょう?本物の菊でこの色の組み合わせは見たことがない気がします。が、かなり古くからこの色の組み合わせがありますね。

花びらの枚数が多いのと、その一つ一つに針金を仕込んで形を整えるのとで、作るのは大変でしたが出来上がった時の喜びは大きかったです。針金の曲げ具合で花の開き方が違ってきますので、開き過ぎず閉じすぎずで苦戦しました。使用した布と紐は全て自分で染めたものです。黄色も紫も数種類ありますので、その中からどの色を使うかで悩みました。紐先は丸にして蕾にしてみました。

また葉っぱも2枚付けました。葉も菊特有の形をしていて、縫い合わせてひっくり返す時に綺麗に形が出せるか不安でした。葉脈は刺繍で、葉の表裏両方にしました。葉にも針金が仕込んであります。葉っぱをつけると華やかさも増すのですが、結構作るのがめんどくさかったりします。

Sunday, April 19, 2009

エコたわし レモン オレンジ


今日の画像は久しぶりにエコたわしです。エコたわしは結構色んな種類を作っていますが、あまり紹介していませんでした。レモンとオレンジのエコたわしです。

どちらもリクエストがあって作ってみました。レモンは比較的簡単だったのですが、オレンジにはかなり苦労しました。オレンジは輪切りでってことで、特徴があって簡単そうなのに、実は細かいところが難しかったです。何個も試作品を作り、最終的にこれで、というのが画像のものです。オレンジの実の部分ってオレンジ色なんですよね。でも皮と同じ色にしない方がいいかもしれないと、画像を見て思いました。微妙に違うオレンジ色の毛糸を探してこなければ。

レモンはレモン色とちょっとオレンジ色の強い黄色で作ってみましたが、こちらはとても爽やかで満足のいく仕上がりになりました。オレンジは編んだ後に房の刺繍をしたりしないといけないので、ちょっと手間がかかりますね。

Saturday, April 18, 2009

ハートとうさぎのストラップとセバスチャン






画像はストラップのハートとうさぎ、それとうちのうさぎのセバスチャンです。

ミニドーナツのストラップを作ってから、他にも色々ストラップを作りました。ハートのストラップはちょっと作ってみたかったのです。アクリル毛糸のちょっと太いので編んだので大きくなりました。ビーズをつけてアクセントにしてみました。

うさぎのストラップ、これはうちにいる兎のセバスチャンをペットショップで見てから作りました。去年のクリスマス前、11月頃でしょうか、セバスチャンはペットショップにいました。もうその頃にはちょっと大きかったのですが、それからずっと売れ残っていて、あまりにずっといるので心配になり、しょっちゅう通って様子を見ていました。クリスマスにはさすがに売れるだろうと思ったけど売れず。お正月には絶対売れるだろうと思ったけど売れず。バレンタインには売れてるに決まってると思ったけど売れず。その間にもセバスチャンはどんどん大きくなっていましたし、見に行くたびにやさぐれた表情になっていきました。私の誕生日まで残っていたら連れて帰ろうと決め(誕生日は3月の中頃です)、誕生日に「これでいなかったら笑いものだな!」なんて思いながら行くとまだいました(笑)。で、つれて帰ってきました。ストラップはそんな4〜5ヶ月の間にセバスチャンを気にするあまり作ったものです。

クリスマス前には他にも2匹兎がペットショップに入りまして、そのうちの1匹は垂れ耳の人なつこい可愛い子で愛嬌がありまくりました。もう1匹は人見知りでじっとして怖がっていましたが、白い毛皮に目の周りにアイラインをひいたような美形でした。その2匹はクリスマスには売れていました。垂れ耳の子とセバスチャンの仲が悪いらしく、お互いに警戒しあってるというか、馬鹿にしあってるというか、妙に面白い光景でした。垂れ耳ちゃんと人見知り君と勝手に名付け、その2匹もストラップにしてみました。茶色のブチが垂れ耳ちゃん、白いのが人見知り君です。ついでにセバスチャンの青い目バージョンも作ってみました。

で、本物のセバスチャンが最後の写真です。物陰からひょっこり顔を出してこっちを見ています。とても人なつこい子で、毎日お部屋の中を走り回り、廊下をパトロールし、美味しいご飯をたくさん食べ、来てから1ヶ月経ちましたが、ペットショップにいた頃のやさぐれた表情はすっかり抜け、可愛い甘えん坊な顔になりました。