実 際見たこともあるし食べたこともあるけど「じゃ、何が入ってた?配置はどうだった?」と聞かれて答えられないことって多いですよね。今は ネットで簡単に調べられるけど、昔はお店に直接足を運んだり、本屋さんや図書館で調べたりしないといけなかったんですよね。今回の松花堂弁当がまさにそれ で、「いざ作らん!」としたはいいが、「何が入ってたっけ?」「どういう配置で料理が入ってたっけ?」と分らないことだらけ。
ネッ トで調 べてみても松花堂弁当の正式な料理配置や内容は分らず、中には松花堂弁当と他の種類の弁当とごちゃまぜになっていたり。。。ほとんどはその境というか区別がつ いてないようです。幕の内弁当と松花堂弁当は混同されているようで、私でもご飯の形(幕の内はご飯が俵型に押し固めてある)でしか区別する事が出来ま せん。私が覚えて いたのは松花堂弁当は白いご飯が花の形に押し固められているという事だけで、後は個人的にお刺身が入っていればうれしいとか煮物とか無難なんじゃない?と かそんな程度 でした。
で、出来上がったのが写真のミニチュア松花堂弁当です。大きさは縦・横ともに2.5cm、一つの区画が1cmの正 方形です。メニュー は花の型押しご飯に梅 干し、ヒラメの焼き物に紅ショウガ、マグロとハマチのお刺身に大根のつまとシソ、それと煮物(エビ、レンコン、インゲン豆、湯葉、木の芽)です。なにせ調 べてもどれが正式な松花堂弁当か分らなかったので、仕上がりはかなり自分の好み(と自分の松花堂弁当についての常識と理想)に左右されました。
お 刺身は今度別の機会に説明するとし て、煮物のレンコンは「花ちらし寿司」の使い回し、エビが自分でもよく出来たんじゃないかな、と思ってます。エビの苦 労はひげでして本来ならアートフラワー用の白い紙が巻き付けてる針金を使うのですが、そんな物は場所柄手に入りません。ので、ピンクのミシン糸に木工用ボ ンドを薄く塗って固めてあります。何気にインゲン豆と木の芽が作るのが難しかったり。。。インゲンは形がきれいに出来ないのと、木の芽は細くさいた竹串に 葉っぱをくっつけるのが難しかったり。ヒラメの焼き物なんですが、ヒラメ自体はとても良く出来ました。写真ではフラッシュが反射してよく見えないけど、 ちゃんと身が層になってたり、骨の部分がちゃんと半透明になっていたり、見えないところがやけに細かく出来ています。焼きを入れるのが難しく、焼きの色とかどう焼きを入れるかとか分らない事だらけでした。紅ショウガはおいしそうですねぇ。ご飯は花の形に作って白い砂を付けました。うめぼしがピチピチしてい ま すね。もうちょっとシワシワしてても良かったのかもしれません。
弁当の容器はバルサ材で。バルサ材って安いし切りやすいしとても重宝するので、色んなサイズや厚さのをまとめて買っています。外は黒、中は朱色に塗り、ニスを重ね塗りしました。
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