Tuesday, January 02, 2007
球体関節人形 製図
今日の画像は1月のトップページで仕様している人形の製図を紹介します。2体とも同じ製図から制作しました。姉弟で年が近いという設定なので同じ製図から作るとちょうどいいのです。
球体関節人形はまず最初にどういう人形を作りたいかイメージを固めていくところから始まります。今回は北国の少年少女というのを頭に置き、5歳くらいの子供で似ている2人を想定してだいたいの雰囲気を絵にします。球体関節人形は人形人形するよりもどちらかと言えばリアルを追求する風潮が強く、いつもは人間の写真を見て骨格や肉のつき方を立体にしていきます。私はリアルすぎるよりも人形らしい特徴を生かしたいので、子供の写真を参考にせず、自分のイメージで頭が大きく目が大きく頬がふっくらとして手足が細い人形をイメージしました。
製図は出来上がりを意識し、中心のバランスが崩れないように左右対称にきっちり描きます。製図の段階では髪の毛とか生えてないし、裸の状態なので、最終的に服を着せて大きな頭とバランスがとれるように気をつけました。製図には手の形や足の形も描き、それを元に体のパーツを全部作っていきます。出来上がりが41cmになりましたが、球体関節人形では小さい方ではないでしょうか。小さすぎると手首や足首の球が比例して小さくなってしまい、あまり小さい球だと後々大変になります。今回の一番小さい球は直径が7mmでした。中が空洞になるので粘土の厚さが2mm以下になり、あまり薄いと割れてしまいます。製図ではその辺も考慮してあまり球が小さくならないよう、また粘土の厚みが薄くならないようにしないといけません。
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