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画像は琴爪入れの桜です。今年に入ってから琴爪入れの制作に集中しております。縮緬の染色が成功し、使える布の数が劇的に増えたからです。選び甲斐があって楽しいです。
桜の表花弁とガクと口べりは自分で染めたものです。ちょっとくすんだ薄墨の桜色でとても綺麗です。裏花弁は紺と白の斑。これは戴いた縮緬です。表の桜色と裏の紺色がとても良いコントラストでひきしまって見えます。ガクは2種類の緑色になっています。色が近いので違いがちょっと分かりづらいのですが。
花芯はちょっと太めの刺繍糸で作りました。細い絹糸を持ってないためです。もうちょっと細い糸でも良かったなぁと思いました。糸はナイロンのものが多く、アイロンをぴっしりかけられないので、このコットンの刺繍糸を選んだのです。梅の琴爪入れの時には花芯を刺繍しましたが、今回はポンポンを作る要領で作りました。
紐も自分で染めたものです。紐先は桜の蕾みにしました。もう少しで咲きそうな桜色とまだかたい蕾みの緑です。