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Saturday, January 07, 2012

2012 明けましておめでとうございます A HAPPY NEW YEAR 2012

明けましておめでとうございます!
A HAPPY NEW YEAR 2012!


幸運にもセバスチャンはとてもとてもとても元気で
こうして人形の棚に飛び乗っては人形と遊んでいます。
Fortunately, Sebastian is very very very fine and healthy
he jumps up to the doll shelves and plays with them.

昨年度は色々と作ったのですが
紹介するに至らないものばかりでした。
アキラ君の足を現在作っています。
I made lots of things last year
but I didn't post them for some reasons.
Now I'm working on my ichimatsu boy's feet.

足の指の針金を仕込みました。
I fixed some wires for his toe fingers preparation. 

足袋や鼻緒がきちんとフィットするような
足指にしたいなぁ。
I want to make his toe in the way that the Japanese kimono socks and
the geta shoes fit perfectly.

Friday, June 27, 2008

球体関節人形 1体目 化粧直し

今日は1体目の球体関節人形の化粧直しの画像を載せてみます。まず、化粧を直す前の画像はこれ。



この化粧を落とせるだけ落とします。紙ヤスリで丁寧に磨いていきます。そしてここまで落としました。



これからアクリル絵の具で化粧をしていきますが、今回はまつげもつけてみることにしました。人形用のまつげを目のサイズに合わせて切り、長さも男の子なので短く自然な感じにします。切ったらボンドで接着。それから化粧の続きとなり、完成したのがこちら。



口紅が赤すぎますね。これはまた今度直していきます。今はまずこれで良しとしておきます。他の画像もどうぞ。





女顔に拍車がかかりました。髪の毛で顔の輪郭を隠すようにすると丸顔になり、女顔になります。まつげって偉大。




おまけ画像。友達から狐のお面を頂きましたので、一緒に記念撮影。仲が良さそうです。

Sunday, November 11, 2007

球体関節人形 ポリン 目入れ


先日早くも初雪警報が出たのに、雪は降りませんでした。こんにちは。寒い寒いと思っていましたが、まさかこんなに早く雪が降ると言われるとは。暖冬だと言われていたのが嘘のようです。

今日は久しぶりに球体関節人形の画像です。10体同時制作をしているうちの1体です。ポリンという男の子になる予定です。前にこの子の画像を載せたかもしれませんが、あまりに現実離れしたアニメ顔で気に入らなかったので作り直しました。

どうしても目を大きくしてバランスを崩してしまいがちで、ちょっとずつ目を小さくしていきました。そして人形の顔をリアルに近づけるために、顔の凹凸をよりくっきりさせました。鼻と口元が前に出過ぎだったのも改善し、ぐっと落ち着いた表情になりました。

Friday, February 02, 2007

2月のトップページ ロングコート1



今日の画像は2月のトップページの女の子のロングコートです。詳細はいつもの如く後々紹介するとして、今日は全体的にざっくりと説明します。

白のフェルトです。それにフェイクファーを縫い付けました。コートとケープにわかれます。型紙からおこして手縫いです。流れるようなAラインのロングコートです。

本当はもうちょっと短めにしようかと思ったのですが、女の子がちゃんと長いコートを着ていると可愛いかとおもいまして、この丈にしました。裾にファーをつけるかどうかも悩みました。ケープにグルッとファーがつくから裾にまでつけるとゴテゴテしすぎるかなぁ、とも思いましたが、上にばかりファーがついていても、それはそれでバランスが悪いのでは、ということで裾にもファーを。なかなかゴージャスのコートに仕上がりました。

Thursday, February 01, 2007

2月のトップページ ダッフルコート1


2月になりまして、いつもの稲垣法律事務所さんのトップページが更新されました。今月は2月=寒いということで、人形にコートを作って着せ、ウリ坊を2匹配置しました。ずっと球体関節人形の話題が続いているので、今日はちょっと違う画像&話題にしようとかと思ったのですが、せっかくだし、トップページについて書きます。ということで、画像は4体目の男の子のダッフルコート正面・後ろ姿です。

青い目なので水色のダッフルコートが似合うだろうなぁ、とこの子を作っていた時から考えていました。このコートはフェルト製です。全て手縫いです。細かい事はこれから画像付きで説明していきますが、今日は全体をざっくりと。

コートはフード付き、フードと袖に白いファーがついていて、留めるのはウッドビーズで、首の所でポンポン付きの紐を結びます。フード付きではありますが、丁度ニット帽も編んだので、それをかぶせてみました。ちょ〜っとコートの紐についたポンポンが大きすぎたようにも思えますが、まぁ、なんとかかんとか。ちなみに型紙から全て作りました。丈をどれくらいにするかで悩みましたが、それ以外は比較的悩むこともなく作業が進みました。とてもあったかそうです。

Wednesday, January 31, 2007

球体関節人形 上塗り



今日の画像は4、5体目の上塗りです。4、5体目の制作日記はこれが最後です。もう画像が残ってません。次はまた違うものを載せていきます。それと一昨日から6体目の球体関節人形の制作に入りました。今回は大きいです。約80cmの大人の女性です。胸が大きい人形って初めて作るので、今からちょっと不安です。左右対称になるかなぁ、とか、ちゃんと自立するかなぁ、とか。

では、上塗りについてです。球体関節人形は石粉粘土や木粉粘土やビスク等の種類があります。私は石粉粘土を使います。粘土の表面は傷つきやすいので下地を塗り、それから上塗りをします。上塗りには胡粉を仕様するととても綺麗で強固な仕上がりになりますが、私は海外在住のため、胡粉が手に入らないので、違うもので代用します。下地もクロスクレイと呼ばれる液状粘土をよく使用しますが、これも手に入らないために違うもので代用します。

上塗りが終わった後の彩色の方法によるのですが、私は下地と上塗りと彩色を一度にすませるため、ジェッソとモデリングペーストを混ぜたものに、アクリル絵の具で色をつけ、それを粘土の上に塗っています。ジェッソとモデリングペーストを1:5の割合で混ぜ(2:5だったかな?)、全体の2割に相当する木工用ボンドを水で溶き、それに混ぜ込みます。それからアクリル絵の具で褐色を作り、それに混ぜて肌色を作ります。これを粘土の上に6度塗りします。2体同時に上塗りすると、全部のパーツに塗り終わった時には最初に塗ったパーツがすでに乾いており、そのまますぐに2度塗り3度塗りと進めていけます。休みなしなので、半日は軽くつぶれます。とても疲れます。

6度塗りが終わると、手につかない程度に乾かし、それから最終磨きをします。磨かないと凸凹の表面のままになってしまいます。この磨きが一番大変で、前回、1ヶ月で2体作った時、この磨きで腱鞘炎になりかかりました。思ったよりも力を入れて磨かないとならず、それを小さいパーツも含め2体分休みなしで磨かないとなりません。休んでチマチマ磨いていると、上塗りの塗料がどんどん硬くなっていき、磨きにくくなるのです。

磨きが終わると彩色で、顔を描き込んでいきます。私はほっぺや関節部分にはチークを使います。それからアクリル絵の具で眉、目の周り、唇を彩色していきます。とても楽しい作業です。それが終わると髪の毛の貼付けで、最後に組み立て、完成となります。

2体同時制作は時間に無駄がなく作業出来て良いのですが、やはり大変です。また、同じパーツを2回繰り返して同じ作業をすると飽きやすいです。でも2体同時に出来上がるあの感動はやはり別格ですね。一気に賑やかになります。

Tuesday, January 30, 2007

球体関節人形 仮り組み



久しぶりの更新で、画像は続きの球体関節人形の仮り組みのものです。粘土の盛りつけ・造形等の肝心な所の写真を1枚も撮ってなかったのです。ものすごい急いで作ったので写真とる暇もなかったようです。で、いきなりですが仮り組みの画像紹介になります。

4、5体目は子供の男の子と女の子です。粘土で造形が終わって上塗りをする前に仮り組みをして自立するか確かめたり、バランスのおかしいところをチェックしたり、関節の具合を調べたりします。とても大切な過程の一つです。ここで自立しない時には何故自立しないのか解明し、直していかないといけません。上塗りをしてから自立しなかった!と分かっても、もう手直しがきかないのです。

回数を重ねるごとに自立バランスがしっかりしてきまして、今回も一発で自立してくれました。しかもとてもしっかりしています。簡単に自立してくれるととても嬉しいです。仮り組みして初めて完成に一番近い形を目にするのですが、こうして画像を見ると、子供のくせに足がいやに長いですね。初の幼児体型で、どこまで体型をデフォルメしていいのか悩んだ結果、「これくらいならいいだろう」と思っていたのですが、それでもやはり足が長目です。ですがこれは洋服を着せるとまた違って見えてきますし、何よりもまだ髪の毛も貼付けていないので、最終的な姿とは違います。その辺を考慮に入れて見た時に、これは許容の範囲内だと思いました。

Monday, January 08, 2007

球体関節人形 ラップ巻き


今日は球体関節人形の芯にラップを巻くについて書きます。画像はラップを巻いた発砲スチロールの芯です。これについてこれと言って特筆すべきこともないのですが、何故か丁寧に写真まで撮っていたようなので載せてみます。

発砲スチロールで芯を削り、大きなパーツ、胴体や足にはラップを巻きます。これは後に粘土と発砲スチロールを分離させる時に作業がしやすいようにするためです。その他にも発砲スチロールそのものに粘土を巻き付けていくよりも、ラップを巻いていた方がやりやすいようにも思います。ほんのちょっとの違いですが。

私は普通の料理用のサランラップを使っています。適度な大きさに切ったラップをスチロール芯にぴったり密着するように巻き付け、最後はテープでとめます。これがなかなか難しく、いつも格闘しています。芯とはいえ結構細かく作り込むので、表面に凸凹が多く、密着させるのは非常に難しいです。切り込みを入れたりして出来るだけ密着させるといいみたいです。巻き付けた後に、軽くコンロの火であぶるとラップがキュッと縮まってスチロール芯に密着します。これが私は下手糞でありまして、火力が強すぎるのか火に近づけ過ぎなのか、ラップが溶けてしまいます。溶けて穴があいた部分はテープを貼ってふさいでいます。酷い時にはスチロール芯も溶けてしまい、せっかく綺麗に作り込んだスチロール芯が変形してしまうことも。。。コンロだと駄目かとライターの火やろうそくの火でもやってみましたが、結果は同じ。距離をとってササッと軽くあぶるのがコツみたいです。でもあまり離したりあぶる時間が短すぎるとラップが密着してくれない。。

足のスチロール芯は比較的表面が平らなので、ラップ巻きが楽です。腕と頭、手足には巻きません。それらはスチロール芯をかきだす形になるからです。足や胴体はスチロール芯を「はずす」形になり、きれいにはずしたスチロール芯は再利用できます。

Tuesday, January 02, 2007

球体関節人形 製図


今日の画像は1月のトップページで仕様している人形の製図を紹介します。2体とも同じ製図から制作しました。姉弟で年が近いという設定なので同じ製図から作るとちょうどいいのです。

球体関節人形はまず最初にどういう人形を作りたいかイメージを固めていくところから始まります。今回は北国の少年少女というのを頭に置き、5歳くらいの子供で似ている2人を想定してだいたいの雰囲気を絵にします。球体関節人形は人形人形するよりもどちらかと言えばリアルを追求する風潮が強く、いつもは人間の写真を見て骨格や肉のつき方を立体にしていきます。私はリアルすぎるよりも人形らしい特徴を生かしたいので、子供の写真を参考にせず、自分のイメージで頭が大きく目が大きく頬がふっくらとして手足が細い人形をイメージしました。

製図は出来上がりを意識し、中心のバランスが崩れないように左右対称にきっちり描きます。製図の段階では髪の毛とか生えてないし、裸の状態なので、最終的に服を着せて大きな頭とバランスがとれるように気をつけました。製図には手の形や足の形も描き、それを元に体のパーツを全部作っていきます。出来上がりが41cmになりましたが、球体関節人形では小さい方ではないでしょうか。小さすぎると手首や足首の球が比例して小さくなってしまい、あまり小さい球だと後々大変になります。今回の一番小さい球は直径が7mmでした。中が空洞になるので粘土の厚さが2mm以下になり、あまり薄いと割れてしまいます。製図ではその辺も考慮してあまり球が小さくならないよう、また粘土の厚みが薄くならないようにしないといけません。

Monday, January 01, 2007

謹賀新年!

明けましておめでとうございます!今年もどうぞ宜しくお願い致します。

さて、今年の稲垣法律事務所のトップページ(http://www.inagakilaw.com/)をご覧になっていただけましたでしょうか?今年の主役はズバリ「イノシシ」です。脇役は人形2体です。人形の方が目立ってしまってますが、あくまで主役はイノシシ。それもただのイノシシじゃなく、子供のイノシシ「ウリ坊」です。

人形は2体を1ヶ月で作りました。それがもう大変だったのなんのって。。。その様子を今年はブログで載せていこうと思います。それとウリ坊も。ウリ坊は編みぐるみです。イノシシというかウリ坊って結構特徴掴むのが難しいですね。このウリ坊も豚っぽくなってしまいました。でもウリ坊ですよ!詳しい様子もこれからゆっくりと紹介していきたいと思います。

Thursday, August 31, 2006

球体関節人形 狩衣&完成


という訳で初めての球体関節人形が完成しました。

画像はその完成した人形です。人形と衣装、全て私の手作りです。

この子は最初からこういう平安時代の少年という
コンセプトで作り始めたのです。もう元服しててもおかしいくない年齢ですが、一応ギリギリということで。髪の毛もまだ垂らしたまま。体つきもまだ若い。

狩衣は総裏で、裏布は山吹色です。表布は芥子色に金色の唐草 模様。実はこれは手芸屋さんでクリスマスの布として売られていたものです。 やはり総裏は作りが難しい。袖の所で何度もつまずきました。それに狩衣ですので袖口に紐(リボン)を通すのですが、そのタグを作るのがめんどくさいこと! 両袖で22個タグを作ってつけます。これは縫い付けるのではなくボンドで貼るのです。アイロンで押さえるときっちりくっついてくれて良かったです。兎に角袖が難しかったです。後は別にそれほど悩む程ではありませんでした。

思ったよりもちょっと大きめに仕上がったようです。人形ですからこれ以 上背が伸びないので「大は小を兼ねる」とはいきません。ですが、その大きさもそれほど気になる程ではなく、綺麗に着せて髪の毛を整えると少年 の出来上がり。髪の毛もちゃんと赤い紐でしばってあります。狩衣の首は濃い赤紫の紐で結びとめます。袖のリボンは薄いピンクを。

次は2、3体目ですが、すでに制作を始めており、顔と体が出来上がってます。次は女の子です。ミニチュアと混ぜてこれからもブログで紹介していきます。

Wednesday, August 30, 2006

球体関節人形 指貫




画像は球体関節人形の指貫です。パッと見た目細いですが、これはタックが入っているからです。はくとタフタフになります。

布は明るい紫に葡萄模様です。コットンです。腰の所は紫色のリボンを持っていたのでそれを私用しました。裾は黒い細いリボンで絞ります。

難しかったのは「まち」を付ける所です。場所が場所なのでミシンで縫えず、手縫いでがんばりました。下手すると余計な所まで縫ってしまいます。それとタックがたくさんあるのですが、腰の脇であいている所の処理が結構めんどくさかったです。それ以外はそれほど難しくもないです。

完成してはかせる時に、腰より上でリボンを結ぶと指貫というよりもモンペっぽく見えます。男の子なので腰でしっかりはかせるといいみたいですね。3枚目の 画像はそれでもやっぱりモンペっぽく見えてますが。それでも裾をタフタフにするとちゃんと指貫らしくなったので、一安心したのです。

Tuesday, August 29, 2006

球体関節人形 男下着&男単衣



今日の画像は人形の装束制作の様子です。この子には狩衣を着せる予定で、狩衣の下に白い男下着、男単衣、指貫を着せます。下着は白でいいとして、男単衣は 何色にするか、また狩衣や指貫の色を何にするかも結構悩みました。平安時代には装束の色目等がありますからね。色目の名前やその組み合わせは今見ても斬新で綺麗です。

で、色目が何になるか分らないのですが、単衣は薄い紫とピンクの中間の色を選びました。指貫を濃い赤紫にするからです。白い下着はコットンブロードで制 作。男単衣はポリエステル80%コットン20%の布で、薄く柔らかく光沢があります。重ね着をするとモコモコになるので、出来るだけかさばらない布を選び ました。

装束の型紙ですが、ジェニー用の型紙を利用しました。「ジェニーの花嫁衣装と時代装束」という本がありまして、それについている型紙を拡大コピーして使い ました。ジェニーのボーイフレンドの身長が29.5cmで私の人形が50cmなので、大体1.7倍にコピーすればいいのです。最初は2倍コピーしたものを 使っていたのですが、2倍だと大きすぎたのです。男下着が2倍の大きさです。男単衣は1.7倍。ぴったりです。

男下着は重ね衿とかあって作るのが面倒でしたが、単衣は比較的簡単に出来ました。裏なしですしね。指貫も裏なしで狩衣は総裏です。次々に紹介していきますのでお楽しみに。

Monday, August 28, 2006

球体関節人形 髪貼付け


今日やっと人形が完成しました。こんにちは。人形自体は完成してたのですが、衣装を縫ってたんです。人形&衣装、両方の完成で本当に完成しました。

今日の画像は人形の髪貼付けです。1枚目は髪の毛を貼付けたばかりの写真。2枚目は髪の毛を跳ねないようにセットしている写真です。

髪の毛は本物ではありません。人形用の髪の毛です。一直線に縫い付けられた髪の毛を1cm幅に切って、それを貼付けました。貼付ける前に頭の回りにグルッ と生え際を描きました。黒のアクリル絵の具で描きました。それから地肌が見えず、量が多すぎずを心がけ段々に髪の毛を貼付けていきます。そして天辺まで来 たら頭の上に細長い穴をあけておいて、そこに束ねた髪の毛を差し込みボンドでとめます。この時束の量が少ないと駄目ですので、結構多目に差し込みます。そ して完成。

頭頂の穴がちょっと上にあきすぎてしまったらしく、おでこが広くなりました。そこで少しだけ前髪の位置にボンドをつけ、前髪がちゃんと前に垂れるくらいに 貼付けました。すると今度は前髪がわかれないので顔が隠れてしまう。それで黒い糸で前髪をわけてしばっておきました。それが2枚目の写真です。

この時はまだ衣装が出来ておらず、sineちゃんの服を着ています。この子は平安時代の少年なので水干と狩衣の中間みたいな装束を着せます。衣装作成の写真はまた紹介していきます。

Friday, August 25, 2006

球体関節人形 彩色

お久しぶりの更新です。今日の画像は球体関節人形の彩色が終わった時の写真です。手足の先や関節にピンク色を薄く塗りボカします。それから顔を描きます。顔に色が付くとグッと人 形らしさが出ていい反面、ずっと真っ白の顔を見ていたので、ちょっとした色も「濃いんじゃないか?」と不安になります。髪の毛を貼付ければそんな心配も吹き飛ぶんですけどね。

この人形は男の子なのであまり派手に色を入れませんでした。目の周りをはっきりさせるために黒で縁取りをしたり、瞼に薄いベージュとピンクをぼかすように していれたり、唇に色をのせた程度です。まゆげも最初は薄めの茶色にしてたんですが、それだとバタくさい顔になってしまって駄目なので、黒も入れました。 まゆげは4色の毛で描かれています。唇は男の子なのに紅いです。これはこの人形を作り始めた時からそうしようと思っていたからです。薄いピンクで唇全体を 塗り、それから赤で陰影や濃淡を出します。その後タミヤクリアカラーの赤をきれいに伸ばすようにして塗り、ツヤを出し全体のピンクと赤をなじませるように しました。彩色は全てアクリル絵の具でしました。

髪の毛がない状態だと顔ばかりが際立ってしまいますが、この後に黒い髪の毛を貼付けましたので、彩色と髪の毛のバランスがちゃんととれて、改めて真っ白 だった人形に命が吹き込まれたような、そんな印象を受けました。この画像の段階では丸坊主なんですけどね。血色の良すぎるお坊さんのようであります。

Monday, August 21, 2006

球体関節人形 上塗り


画像はしばらく載せていなかった球体関節人形です。あれから無事に自立&座位が出来るようになり、丁寧に磨いてから下地&上塗りをしました。写真は上塗りが終わってこれから彩色を施す所です。

磨きは350番の紙ヤスリで表面の凸凹をならし、1500番の紙ヤスリでツルツルに磨きました。それから表面にある小さな凸凹(紙ヤスリで平らにならない くらいの凸凹)をまた粘土で埋めていき、乾燥後に紙ヤスリの刑にかけます。終わったら濡らしたガーゼを固く絞ったもので表面をきれいに拭き、細かい粒子の 粉をなくします。

それから下地&上塗りです。ジェッソとモデリングペーストを1:5の割合で混ぜたものに、全体の2割りに相当する木工用ボンドを混ぜ、さらにそこにアクリル絵の具で作った濃い目の肌色(褐色に近い)を少しずつ混ぜていきます。そこに水を足して薄めそれを6度塗りしました。

実はこの方法をとる前にジェッソを下地にして3度塗りし、その上に色を付けたモデリングペーストを4度塗りくらいしたのですが上手く行かずに、やり直しを する羽目になりました。塗ったものを全部剥がさないといけなかったのですが、ジェッソとモデリングペーストの性質のためか、比較的簡単に剥がせました。仕上がりがゴムのようになるものだったからです。

6度塗りをした後は、手に塗料がつかないくらいに乾燥させ、表面が凸凹になりますので濡らして固く絞ったガーゼでこするようにして平らにします。ガーゼだ けでは平らにならないので、紙ヤスリを駆使して出来るだけツルツルになるように磨きます。消しゴムのカスのようなものがボロボロでてきます。結構分厚く 塗っておかないとこの段階で下の粘土が出てきてしまいます。そうなったらまた塗料を何度も重ね塗りして磨くの繰り返しを部分的に行います。

画像はそれが終わってやっと彩色に入る所です。人形は一応完成しました。これから衣装を縫います。これがまた大変なんだなぁ。

Sunday, July 23, 2006

球体関節人形 自立



今日は球体関節人形についてです。画像は今制作中の1号君。先日初めて仮組みをして自立するか、一人でちゃんと座れるか確認しましたら、、駄目でした。理由をあれこれ考え、股関節の球を作り替え&足首の関節も少し手直しして、また仮組みをしました。その時の画像です。

球体関節人形の醍醐味は、一番にはやはり顔とか体のバランスの良さ、美しさがくると思うんですが、このように支えのスタンドなしでも自立したり座ったり出 来る所にもあります。製図から起こしてちゃんと全体のバランスを良くし、体の中心に1本の線が通るように意識して制作しないと自立してくれません。

その他にも自立するのに体の各関節部分の接合がきちんとされてないといけませんし、関節部分に入れられている太い針金の微妙な位置もある程度重要ですし、 パーツを繋ぐゴムの強さ等も考慮しないといけません。また座位も体と股関節部分が重要になりますし、ゴムのテンションも関係してきます。球の大きさや位置 などが難しいです。

それと同時に全身のラインも気になる所です。私は今回初めての人形制作なのにもかかわらず、何故か胴体部分に球を付けるという方法をとりました。こちらの 方が下半身のラインがきれいにでるとの噂を聞いたからです。ですが、実際には自立するのに結構難儀な思いをしましたし、横から見た時のお尻と足の付け根の ラインには問題が残りました。なんとか見れるようにはしましたが。

こうやって色々やってみないと分らない事って多いですね。とても勉強になります。

Sunday, May 21, 2006

球体関節人形 目を入れました。


今日の画像は作りかけの球体関節人形の途中経過です。やっと目を入れました。目を入れると柔らかい雰囲気になりました。本当は顔に下地と上塗りをしてから 目を入れようと思っていたのですが、そうするには一度体を組み立てないといけないし、組み立てる時に目が邪魔にならないか調べないといけないし、それから また目をはずして上塗りして頭をつけて、うんたらかんたらやってたら簡単に目を入れる機会をのがしそうで、今のうちに入れておくことにしました。比較的最 後の辺で首の穴から目を入れる事も出来るそうですが、私はこれが1体目の作成であり、首の穴は最後の辺には小さくなってそこから指を入れて目をきっちり くっつけるのは無理なんじゃないか、という判断です。

目はガラス製の緑色で、とてもきれいに出来ています。本当はグレイの目にしたかったんですが、注文したら品切れということでした。目を入れてから「あ、まつげつけるの忘れた」と気付きましたが、この子は男の子だし、まつげなくても大丈夫なんじゃないかなぁ、と今のところ思ってます。早く完成させて出来上がりを見たいです。

今はこの人形の関節の部分を作っています。球体関節人形というくらいですから関節は球でつなぎ合わせます。で、今はその球を製作中です。これがとても大変 で、真円を作らないと後々人形の稼動性に問題がおきます。丸い粘土を真円に近づけるために延々と目の細かいヤスリで削っていきます。大変だけど楽しい作業 です。

Sunday, May 07, 2006

球体関節人形 目


今日の画像は目とか、です。目は薄い緑とナチュラルグレイというのを頼んだのですが、グレイの方が品切れらしくありませんでした。残念だ。まつげも人形用のが届いてうれしい!髪の毛は黒と白っぽい金髪の2種類を頼んだのですが、金髪は品切れ。

髪の毛はかつらを買うと高いので、自分でかつらを作ります。人形の頭に直接貼付ける方法もありますが、どうせなら色んな髪の毛の色を楽しめた方がいいです もんね。これから目の裏を削ってこの目を入れてみます。目を入れると印象が違ってくるんだろうなぁ。まつげはもっと毛が少なくてもいいと思っ たんですが、これが一番毛が少ないバージョンだったんです。

球体関節人形の粘土を盛りつけすると、乾くまでに時間がかかるので、その空き時間を利用して次の人形の設計図を描きました。次は女の子です。幼児体型に初挑戦です。

Tuesday, May 02, 2006

球体関節人形 顔 2


ミニチュアを載せます!と昨日言ってましたが、まだ写真の処理が終わってないので今日はまた顔です。この前の画像を比べてみて頂ければ分るのですが、目 の上の彫りを深くしました。本来ならもっとスッとした狐顔の少年を作る予定でしたが(まだそのつもりですが)、目の上をある程度窪ませないと変な顔になる んですよ。。。スッとした狐顔でも窪む所は窪 み、出る所は出てないといけないらしいです。

顔がまあ大体許せるくらいになってきたので耳を付けました。

耳も無事につけ終わって今はボディにうつってます。痩せた少年体型を目指しているので肋を彫りまくっていたら、ホネ ホネロックになって笑えません。肋浮き出過ぎ!粘土で修正します。後は適度に筋肉を付けたり、贅肉を付けたり、まぁやる事は山のようにあります。顔にかなり時間がかかったのですが、ボディにはどれ くらい時間がかかるか。