Tuesday, May 06, 2008

縮緬の漂白結果

今日は縮緬の漂白結果についてです。手持ちの長浜縮緬の漂白をしました。

5つの水溶液を作り、そこに小さく切ったサンプルの縮緬を浸して様子をみました。



これが1週間ほど5つの水溶液に浸してみた所です。やはりオキシドール100%が一番綺麗に漂白出来ていますね。



一番白く漂白されたオキシドール100%と一番効果がなかった酢100%の比較です。酢の方は白くなるどころか黄ばみが強くなったような気もします。



これは水溶液から出して水洗いし乾燥させた所です。やはりオキシドールで漂白したのが一番白いです。この白さはレーヨン100%の白い縮緬よりもアイボリーっぽい感じですが、蛍光の白じゃないのでアンティークっぽい暖かい色合いになって、結果に満足しています。ちなみにオキシドールと水を同じ比率で混ぜたものに色がついているのは、染料が入ってしまったためです。正確な実験結果が出ませんでしたが、漂白にはオキシドールだけでいってみようと思います。

2 comments:

とおりがかり said...

絹繊維の漂白についていろいろ調べていてこちらへたどり着きました。
実験結果、大変参考になりました!
私もオキシドールで実行してみようと思います。

Ayano said...

>とおりがかりさん
もう1つ前の記事の「縮緬の漂白実験」に書いたのですが、海外の絹の業者さんが「3%の過酸化水素水と同じ分量の水を混ぜた水溶液で沸騰させないように2、3時間煮るとパールホワイトになるよ」って言ってるのを見ました。でも私が使った鍋が悪かったのか、漂白どころではなく逆に黒ずんでしまいました。普通にオキシドールに浸しておく方法が一番白くなりました。漂白、上手くいくといいですね!